代表執行役員/西川　貴夫

2022年の開業当初は多くの挑戦と変化があった一年でした。特に5月の大型連休では行動制限が緩和され、少しずつ活気が戻り始めました。しかし、7月に第7波と呼ばれる感染拡大が再び発生し、業績にも影響が出ました。外食産業全体が厳しい状況にあった中、私たちのキッチンカー事業を2022年にスタートし、この厳しい市場環境で生き残る戦略を考えました。

コロナ禍以降の影響はそれだけではありません。ウクライナ情勢による原油価格の高騰、水道光熱費の増加、原材料費や人件費、物流費の上昇といったコスト増加にも直面しました。しかし、私たちはこれを逆手にとり、「構造改革」による組織の効率化に注力しました。たとえば、利益を維持できるように損益分岐点を引き下げるなどの施策を採りました。

このような厳しい状況でも、初年度から利益を安定させ、多くのコスト増加を構造改革でほぼ相殺する形となりました。経営陣としては、現場の疲弊を防ぐためにも従業員に対して前向きなメッセージを発信し続け、価格改定などの具体的な対策も打ち出しています。

私たちのキッチンカーをはじめとする事業は、これからも市場環境や社会情勢に柔軟に対応しながら、最高の体験を提供していく所存です。どうぞご期待ください。

執行役員会長／花本　昌吾

私たちは
「顧客に納得のいく品質を提供する。」
「従業員とともに価値ある生活を築き上げたい。」
「地域社会と積極的に協調・協力する。」

この３本軸を基盤として、私たちのキッチンカーをはじめ、当社の事業は日々進化し続けています。

物価上昇の厳しい状況下でも、私たちは単に価格を上げるだけでなく、お客様が感じるサービスの価値を高めることに注力しています。これはホスピタリティの向上からくる店舗体験の豊かさにより、価格に見合った以上の価値をお客様に感じていただくためです。

さらに、私たちの事業はフードロス問題にも深く取り組んでいます。食材の有効利用を最優先に考え、無駄を削減する料理法や工夫を日々研究しています。これは社会との「共存共生」に直結する活動であり、持続可能な地球環境にも貢献しています。

このような取り組みにより、価格上昇後でも顧客数と客単価を維持、または向上させています。これは単にビジネスとしての成功ではなく、スタッフと共にやりがいを感じ、社会貢献も果たしていると自負しております。どうぞ、今後とも私たちのキッチンカーをご愛顧いただけますと幸いです。

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